代表的な薬


現在認知症を完全に治す薬はまだ開発されていいませんが、認知症によって生じる様々な症状に対して作用する薬はいくつかあります。
妄想や幻覚、問題行動などに対して効果あるもので、抗精神病薬や抗不安薬、代謝改善薬などが代表的なものになっています。認知症の介護で手に取ることもあるかもしれないので知識として持っておくといいと思います。


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抗不安薬

大日本住友製薬:セディール
主成分:タンドスピロンクエン酸塩

脳内のセロトニンに働きかけ、ストレスなど精神的原因によって起こる自律神経失調症や消化性潰瘍などの症状を和らげます。
不安感やあせり、抑うつ、睡眠障害などの症状を和らげて、神経過敏になっている人の恐怖感も和らげます。


抗精神病薬

ヤンセンファーマ:リスパダール
主成分:リスペリドン

精神的な病に用いる薬で、気持ちを穏やかにしてくれます。
薬の作用としては、高ぶった気持ちや不安感を鎮めて心身の活動を改善してくれます。
また幻覚や幻聴、妄想などを見る人は脳の情報伝達系になんらかの異常を生じています。
この脳の中の情報伝達系を改善してくれる効果もあります。
神経伝達物質であるドーパミン、セロトニンを抑制することによって効果を発揮しています。
錠剤だけではなく、水なしで飲める錠剤、細粒、内服液などがあります。


アステラス製薬:セロクエル
主成分:クエチアピンフマル酸塩 (ジベンゾチアゼピン系)

脳の中でドーパミン、セロトニンの働きを遮断して、幻覚や幻聴など精神病の症状を和らげてくれます。
服用は少量から初めて様子を見ながら医師と相談して維持量を決めます。
錠剤と細粒があります。


大日本住友製薬:ルーラン
主成分:ペロスピロンの塩酸塩水和物

認知症や精神病による幻覚や幻視など様々な症状に対して効果を発揮します。
脳の中のドーパミンを遮断して興奮状態を抑え、セロトニンを遮断して無動行動やけいれんを抑えます。
副作用として、手のふるえや筋肉のひきつり、不眠やねむけ、錐体外路症状などの精神症状が一般的にあります。
まひや嚥下困難、けいれん、筋肉障害、悪性症候群などの思い副作用もごくまれにあります。


日本イーライリリー:ジプレキサ

統合失調症を始めとして認知症やうつなど様々な精神症状に効果があります。
高ぶった気持ちや不安感を鎮めて心身を落ち着かせる作用があります。
脳の中の神経伝達物質であるドーパミン、セロトニン2つの物質を抑制して症状を抑えます。
不安感やうつ状態を軽減してさらに再発予防効果もあります。


大塚製薬:エビリファイ
主成分:アリピプラゾール

統合失調症を始めとして認知症やうつなど精神病に効果を発揮します。
従来の抗精神病薬の進化系で副作用を少なくした薬です。
興奮や不安、緊張状態を和らげて、何に対してもやる気が無く興味を持たないという精神状態を改善します。
神経伝達物質のドーパミンの取り込みが過剰なときはブロックして、逆に不足しているときには補う力がこの薬にはあります。
従来の抗精神病薬の副作用としてあった「ふるえ」や「こわばり」がこの薬には副作用としてないこともポイントです。


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